SRとLRの違いは?時計にアルカリボタン電池を入れる前に知りたいこと

SRとLRのボタン電池の違いを比べるイメージ

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腕時計の電池を買いに行ったら、SR1130SWの隣に、よく似た番号のLR1130が安く並んでいた。『同じ大きさなら、こっちでもいいのかな』と迷いますよね。

結論から言うと、SRとLRの違いは電池の中身で、時計がSRを指定しているならSRを選ぶのが安心です。この記事では、SRとLRの違いをメーカーの説明で比べ、時計にLRを入れていいかの考え方が分かります。

時計が止まった人

LRの方が安いので、時計に入れたいんです。何かまずいことはありますか?

案内役

時計の多くはSRの酸化銀電池を前提に作られています。パナソニックも、時計などは機器の指定電池を使うよう案内しているので、まずは時計に入っていた電池と同じ種類を選びましょう。

SR・LRの違いは「電池の中身」です

先に結論

SRは酸化銀電池、LRはアルカリボタン電池です。
頭のSとLが電池の種類を、次のRが丸い形を表しています(電池工業会の記号表)。

電池工業会の記号表では、Sは「酸化銀電池」で公称電圧1.55V、Lは「アルカリ乾電池、アルカリボタン電池」で公称電圧1.5Vです。Rは「円形(円筒形、ボタン形、コイン形)」を表します。

つまり、SRもLRも同じ丸いボタン電池ですが、中で電気を作るしくみが違う、ということなんです。

比べるところSR(酸化銀電池)LR(アルカリボタン電池)
公称電圧1.55V1.5V
電圧の安定放電時の作動電圧が安定(マクセル)公式の比較では記載なし
容量アルカリボタン電池と比べて高い容量(マクセル)SRより小さい
メーカーの説明腕時計や電卓などの精密機器に適した電池(パナソニック)小さくてもハイパワー。様々な小型機器で活躍(パナソニック)

(2026年11月確認・電池工業会、マクセル、パナソニック公式より)

SRとLRの電池の違いを比べた図解

なぜ時計にはSRが使われるの?

『電圧の差なんて、たった0.05Vでしょ?』と思うかもしれませんね。

ただ、時計で大事なのは電圧の高さより、電圧が安定していることなんです。マクセルは酸化銀電池について、安定した作動電圧を特長に持つことから、高い精度が求められるクォーツ時計の電源として定着している、と説明しています。

時計の電池が長く使えるわけ

マクセルは、主力のSR920SW・SR626SW・SR621SWについて、容量の劣化が標準容量に対して年間約2%と案内しています。
長く動き続ける時計に向くように作られている電池、ということですね。

パナソニックは「指定電池を」と案内しています

パナソニックのよくある質問では、精密機器や時計などは安定した電圧が必要な場合が多いため、機器の指定電池を使うよう書かれています。

反対に、LRを使う機器にSRを入れるのは使えるとしつつ、「LRを使った方が経済的(お得)です」としています。SRはLRの代わりになっても、LRがSRの代わりになるとは書かれていないんです。

時計にLRを入れていい?迷った時の決め方

ここが大事なところです。決め手は「時計が何を指定しているか」です。

時計の指定(取扱説明書・入っていた電池)入れる電池理由
SRで始まる型番同じSRの型番時計などは機器の指定電池を使う(パナソニック)
LRで始まる型番LRかSRSRも使えるが、LRの方が経済的(パナソニック)
指定が分からない調べてから買う型番違いの電池は合わないことがある
ソーラー・キネティック普通の電池は入れない専用の二次電池が入っている
ソーラー時計にSRもLRも入れない

ソーラーやキネティックの時計は、専用の二次電池で動いています。セイコーは取扱説明書で、一般の酸化銀電池が組み込まれると「破裂、発熱、発火などのおそれ」があると書いています。

指定が分からない時の調べ方は、時計の電池の型番がわからない時の調べ方にまとめています。

時計の電池を買う前に型番を確かめる手順の図解
電池を買う前の確かめ方
  1. 取扱説明書か、時計に入っていた電池の刻印で型番を確かめる
  2. 頭の英字(SかLか)と、末尾の英字(SWかWか)まで書き写す
  3. 売り場で、同じ型番の電池を選ぶ
  4. 迷ったら、外した電池を持って売り場や時計店で聞く

SRの中にもSWとWがあります

SR同士でも、末尾がSWかWかで向いている時計が違います。マクセルは、SWをアナログ時計など軽い負荷で長く動く機器に向けた低電流・長寿命タイプとしています。Wは、アラームやライトが付いた多機能なデジタル時計向けの高電流タイプです。

『SRなら何でもいい』わけではないので、末尾の英字まで見ておきましょう。SR626SWについて詳しくはSR626SWとはを見てみてください。

100均のボタン電池で選ぶ時

100円ショップの電池売り場にも、時計用の電池が並んでいますよね。

例えばダイソーの公式通販では、SR626とSR621の酸化銀ボタン電池を110円(税込)で売っています(2026年11月確認)。買う時は、袋に書かれた型番が、時計に入っていた電池と頭から末尾まで同じかを見比べてみてください。

時計が止まった人

100均でLRの電池なら見つかったんですが、SRが見当たりません。

案内役

その時は、無理にLRで代わりにせず、家電量販店や時計店の電池売り場も見てみましょう。電池交換ごと時計店に頼めば、合う電池を選んでもらえますよ。

ダイソーの電池について詳しくは、ダイソーのSR626SWは時計に使える?で紹介しています。

SRとLRで迷う人の相談から

知恵袋にも、SRとLRを入れ替えていいかという相談がたくさんあります。中から3つを選び、要約して答えます。

スウォッチのSR1130SWと、100均のLR1130は互換?

スウォッチの時計にSR1130SWが入っていて、100均で売っているLR1130で代わりになるか、という相談です。

SRとLRは電池の中身が違う別の電池なので、時計がSR1130SWを指定しているならSR1130SWを選びましょう。スウォッチは、電池の購入も直営店でできると公式に案内していて、直営店での電池交換は「無料で何度でも」としています。

スウォッチの頼み方は、スウォッチの電池交換にまとめています。

LR621とSR621SWは入れ替えられる?

LR621とSR621SWに互換性があるか、という相談です。

ソニーの互換表では、SR621SWと同じ欄に並んでいるのは「364」などの番号です。

電池工業会の記号でも、LRはSRとは別の種類の電池です。時計がSR621SWを指定しているなら、SR621SWに合わせてください。

SR626SWと違う番号の電池を入れたら動かない

互換性があると思って入れた電池で時計が動かない、という相談です。

型番の読み違いや、電池の向き、電池押さえとの接触などが原因のこともあります。外した電池の刻印を読み直し、それでも動かない時は時計店で見てもらいましょう。

自分で替えた時の注意は、腕時計の電池交換を自分でする方法で紹介しています。

電池選びが面倒に感じたら

電池の型番を調べて、SRかLRか、SWかWかまで見比べる。ここまでくると、店に任せた方が早いと感じる方もいるかもしれません。

頼み先や料金は、時計の電池交換ガイドで紹介しています。

『そういえば、もう何年も着けていない時計だった』という場合は、電池交換をする前に、売るといくらになるかを聞いてみるのも一つの方法です。時計買取の店の中には、電池切れのまま査定に出してよいと公式に案内している店もあります。

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使っていない時計は、電池交換の前に査定額も聞いてみる

電池が切れて止まったままの時計も、電池交換をしないままで査定を受けられます。宅配・出張・店頭のほか、写真を送るLINE査定もあるので、交換代をかけるかどうかは金額を聞いてから決めて大丈夫です。

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買取の条件・方法は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

よくある質問

SRとLRの違いは何ですか?

SRは酸化銀電池で公称電圧1.55V、LRはアルカリボタン電池で公称電圧1.5Vです。マクセルは、SRは作動電圧が安定し、アルカリボタン電池より高い容量が得られると説明しています。

時計にLRのアルカリボタン電池を入れてもいいですか?

時計がSRを指定しているならSRを選びましょう。パナソニックは、時計などの精密機器は機器の指定電池を使うよう案内しています。

LRを使う機器にSRを入れてもいいですか?

パナソニックは、LRを使う機器にSRも使えるとしつつ、LRを使った方が経済的と案内しています。

SRなら、SWでもWでもいいですか?

末尾まで同じ物を選びましょう。マクセルはSWをアナログ時計向けの低電流・長寿命タイプ、Wを多機能なデジタル時計向けの高電流タイプとしています。

まとめ

この記事の要点
  • SRは酸化銀電池(1.55V)、LRはアルカリボタン電池(1.5V)で、中身が違う別の電池
  • SRは作動電圧が安定し容量も大きいので、クォーツ時計の電源として定着している
  • 時計がSRを指定しているなら、同じSRの型番を選ぶ
  • SRの中でもSWとWは別物なので、末尾の英字まで見比べる
  • ソーラー・キネティックには、SRもLRも入れない
時計の電池交換.jp

時計の電池交換.jp 編集部

腕時計が止まって困っている方のために、電池交換をどこで・いくらで・どのくらいの時間で頼めるか、自分で替える方法、電池の種類、防水やブランド時計・ソーラー時計の扱いを、メーカーや店の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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