当サイトの記事は、時計メーカー・時計店・家電量販店の公式情報、日本時計協会・電池工業会・電池メーカーの公開情報、国民生活センター・環境省など公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。料金・受付の条件は記事執筆時点の情報で、変わることがあります。最新の情報は各社の公式サイトで確認してください。
久しぶりに出した懐中時計が止まっていた。腕時計とは形が違うので、懐中時計の電池交換はどこに頼めばいいのか、迷ってしまいますよね。
結論から言うと、電池で動く懐中時計なら、腕時計と同じように時計店や修理チェーンに相談できます。ただし、ゼンマイで動く懐中時計は電池交換ではないので、最初にそこを見分けておくことが大事です。
この記事を読めば、自分の懐中時計に合う電池の調べ方と、頼み先の選び方が分かります。
懐中時計って、普通の時計屋さんでも電池を替えてもらえるんでしょうか?
電池式なら、腕時計と考え方は同じなんです。ただ、店によって受ける時計の種類が違うので、行く前に電話でひと言聞いておくと安心ですよ。
その懐中時計、電池式?ゼンマイ式?
懐中時計には、ボタン電池で動くクォーツ式と、ゼンマイで動く機械式があります。機械式は電池が入っていないので、電池交換では動きません。
見分けるところは、次のとおりです。
| 見るところ | 電池式(クォーツ) | ゼンマイ式(機械式) |
|---|---|---|
| 文字盤や裏ぶたの表示 | 「QUARTZ」とあることが多い | 「QUARTZ」の表示がない |
| りゅうずを回すと | 時刻合わせだけで、動き出さない | ゼンマイが巻かれて動き出すことが多い |
| 秒針の動き | 1秒ごとにカチッと進むことが多い | なめらかに進むことが多い |
| 止まった時にすること | 電池交換を頼む | 巻いても動かなければ修理の相談 |

『裏ぶたを開けたら、髪の毛みたいな細い物が出てきた』という相談も見かけます。細いバネや歯車がぎっしり見えるなら、機械式の可能性が高いので、それ以上触らずに時計店へ持っていきましょう。
機械式の懐中時計が巻いても動かない時は、電池ではなく中の機械の不具合が考えられます。その場合は、時計の修理を受ける店に相談してみてください。電池がいらない時計の種類は電池交換がいらない腕時計の記事でも紹介しています。
懐中時計の電池の種類と、型番の調べ方
電池式の懐中時計には、腕時計と同じような小さなボタン電池が入っていることが多いです。どの電池かは、時計ごとに決まっています。
- 取扱説明書の「電池」の項目
- 外した電池の表面に書かれた型番
- 買ったお店やメーカーへの問い合わせ
型番の頭の文字は、電池の種類を表しています。電池工業会の規格では、「S」は酸化銀電池、「L」はアルカリボタン電池、「C」は二酸化マンガンリチウム電池です。
時計用のボタン電池でよく見かける型番と大きさを、参考に並べておきますね。
| 型番 | 大きさ(直径×高さ・約) | 互換の番号の例 |
|---|---|---|
| SR626SW | 6.8×2.6mm | 377 |
| SR621SW | 6.8×2.1mm | 364 |
| SR920SW | 9.5×2.0mm | 371 |
| SR927SW | 9.5×2.7mm | 395 |
| SR1130SW | 11.6×3.0mm | 390 |
(ソニーの互換表とマクセルの仕様表から。高さはメーカーで表記が少し違います)
ここで気をつけたいのが、最後の「SW」と「W」です。マクセルは、SWはアナログ時計向けの低電流・長寿命タイプ、Wは多機能なデジタル時計向けの高電流タイプと分けています。
ソニーの互換表でも、SR626SWは「377」、SR626Wは「376」と別の品種です。取扱説明書にSR626SWとあれば、その型番の電池を選びましょう。電池の種類の見方は腕時計の電池の種類の記事で詳しく書いています。
懐中時計の電池交換を頼める店と料金
電池式の懐中時計は、時計店や修理チェーンに持ち込むのが早いです。ただ、懐中時計を受けると公式ではっきり書いている店は、今回確認できませんでした。
参考になるのは、アナログ時計の電池交換の料金です。
| 頼み先 | アナログ時計の電池交換(税込・最低額) | 公式に書かれていること |
|---|---|---|
| ザ・クロックハウス | 1,650円から(国産) | 他社やネットで買った時計も受ける。3年間の電池容量保証 |
| ミスターミニット | 1,980円から | 最短10分程度、予約不要。動かなければ料金はかからない |
| ビックカメラ | 1,200円から(国産アナログ) | 通常15〜30分程度。技師がいない店は預かり(2026年10月時点の公式サイト) |
| でんちこ(郵送) | 770円から(国内レギュラー) | 返送料が別、着払いは不可 |
(2026年11月確認・各社公式の最低額。懐中時計を受けるか、料金が同じかは店で確かめてください)
電話では、こんなふうに聞いてみてください。
「懐中時計の電池交換はできますか。電池式で、裏ぶたははめ込み式です」
裏ぶたの形やブランドで、その場でできるか預かりになるかが変わります。時計屋さんでの頼み方は時計屋さんで電池交換する時の記事にまとめています。
自分で替えるなら、この手順で
電池式の懐中時計は、裏ぶたがはめ込み式のことも多く、自分で替えたいという方もいるはずです。日本時計協会は時計の電池を取り出さないよう案内していて、機種によっては自分で替えられるものもある、としています。
- 柔らかい布の上で作業し、裏ぶたのすき間(つめを掛ける所)を探す
- 専用の裏ぶた開けを使い、少しずつ開ける
- 電池の向きと、押さえている金具の形を写真に撮っておく
- 金具をゆるめて電池を外し、刻印の型番を確かめる
- 同じ型番の電池を同じ向きで入れ、裏ぶたを閉める
マイナスドライバーで裏ぶたをぐりぐりこじると、ケースに傷が付いたり、中の部品を傷めたりします。電池が金具に押さえられて取れない時は、無理に引き抜かずに時計店へ持っていきましょう。
道具や開け方は、腕時計の電池交換を自分でする方法と裏ぶたの開け方の記事が参考になります。
懐中時計の電池交換で、知恵袋に寄せられた相談
Yahoo!知恵袋では、懐中時計の電池交換について次のような相談がありました。よくある3つに答えます。
店に持っていくのは時計だけでいい?電池も買っていく?
時計だけで大丈夫です。時計店は店に電池を置いていることが多く、ミスターミニットも、店に電池の在庫がない時は預かりになることがあると案内しています。
取扱説明書があれば、一緒に持っていくと型番がすぐ分かります。
説明書にSR626SWとあったのに、SR626を入れたら動いた。問題ある?
動いていても、取扱説明書の指定どおりのSR626SWに入れ替えておく方が安心です。SR626SWとSR626Wは大きさが同じでも、互換の番号が377と376で別の品種だからです。
「SR626」とだけ書かれた電池は、パッケージの互換番号(377か376か)を見ると、どちらの品種か分かることがあります。
100円ショップの電池でできるのに、店だと数千円するのはなぜ?
ダイソーでは、SR626の時計用電池を税込110円で売っています(2026年11月確認)。店の料金には、電池代のほかに、裏ぶたを開け閉めする作業や動きの確認が入っています。
ザ・クロックハウスの3年、タイムステーションNEOの2年のように、電池交換に保証を付けている店もあります。
自分で替えれば電池代だけで済みますが、道具をそろえる手間と、傷や部品を傷めるおそれがあります。大事な懐中時計なら、店に任せる方が気持ちも楽ですよ。
形見や遺品の懐中時計が出てきたら
親や祖父母の遺品を整理していて、懐中時計が見つかることもありますよね。止まったままだと、どうしていいか迷うと思います。
叔母の遺品なんですけど、私は使わないと思うんです。電池を替えてから考えた方がいいですか?
使うか分からないなら、先に電池を替えなくても大丈夫です。ブランドの時計なら、止まったままで査定額を聞ける買取店もありますよ。
なんぼやは、電池切れの時計は「電池交換はせず、そのままお持ちください」と公式FAQで案内しています。懐中時計も見てもらえるかは、問い合わせの時に聞いてみてください。
PR|ブランドリバリュー(時計の買取)
使っていない時計は、電池交換の前に査定額も聞いてみる
電池が切れて止まったままの時計も、電池交換をしないままで査定を受けられます。宅配・出張・店頭のほか、写真を送るLINE査定もあるので、交換代をかけるかどうかは金額を聞いてから決めて大丈夫です。
査定料無料ブランドリバリューで時計の査定額を確認する買取の条件・方法は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

よくある質問
懐中時計の電池交換の値段はいくらですか?
懐中時計としての料金を出している店は、今回公式では確認できませんでした。アナログ時計の電池交換なら、ザ・クロックハウスは1,650円から、ミスターミニットは1,980円からです(2026年11月確認・公式の最低額)。
懐中時計の電池は何を使えばいいですか?
時計ごとに決まっています。取扱説明書か、外した電池の刻印にある型番と同じ物を選んでください。SWとWも同じにしましょう。
ゼンマイ式の懐中時計に電池交換は必要ですか?
ゼンマイ式は電池を使わないので、電池交換はいりません。巻いても動かない時は、修理を受ける店に相談してみてください。
懐中時計の電池交換は、どんな店でやってもらえますか?
時計店や修理チェーンで相談できます。受けるかどうかは店で違うので、電池式であることと裏ぶたの形を伝えて、電話で確かめてから行くと安心です。
まとめ
- 懐中時計には電池式とゼンマイ式があり、ゼンマイ式は電池交換ではない
- 電池の型番は、取扱説明書か外した電池の刻印で調べる
- SR626SWとSR626Wは別の品種なので、指定どおりの電池を選ぶ
- 頼む時は、電話で懐中時計を受けるか確かめてから時計店へ
- 使わない形見の時計は、止まったままで査定額を聞く方法もある
電池交換の全体の流れは、時計の電池交換ガイドで紹介しています。







コメント