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裏ぶたに「WATER RESIST」と書かれた時計が止まった。時計の電池交換をしたいけれど、防水はどうなるのか気になりますよね。
結論から言うと、防水の時計は「電池を替えること」と「防水を確かめること」が別の作業になっている店が多いです。泳ぐ・水仕事をするなど水に触れる使い方なら、防水検査まで頼める所を選んでおきましょう。
ここでは、裏ぶたの表示の読み方と、店ごとの防水検査の扱い、ダイバーズウォッチの頼み先を順番に見ていきます。
雨の日も着けている時計なんです。電池交換したら、防水じゃなくなったりしませんか?
裏ぶたを一度開けるので、そのままだと防水が元どおりとは言い切れないんです。ただ、パッキン交換と防水検査を一緒に頼めば安心して使えますよ。
電池を替えるだけでは、防水が元に戻るとは限りません
- 防水の時計は、裏ぶたやりゅうずのパッキンで水を防いでいる
- パッキンは使ううちに弾力が落ちる
- 店頭の電池交換では、防水検査をしない店がある
- 水に触れる使い方なら、検査とパッキン交換まで頼むのが安心
日本時計協会によると、防水時計には「ガラスパッキン・裏蓋パッキン・りゅうずパッキン・ボタンパッキン」などが組み込まれていて、中の機械を水から守っています。
電池を替える時は、この裏ぶたを開けて閉めます。つまり、防水を守っている部分にいったん手が入るんです。
セイコーのデジタル時計の取扱説明書にも、「電池交換等で裏ぶたを開閉しますと当初の防水性能を維持できなくなる場合があります」と書かれています。続けて「特に10気圧防水以上のものは検査が必要です」とも案内しています。
パッキンは、時間とともに少しずつ傷んでいきます
日本時計協会は、パッキンが汗や水分の影響で「弾力性が低下したり、脆くなり切れやすくなる」ことがあると説明しています。
そのうえで、電池交換の時か定期点検の時にパッキン交換を頼むよう勧めています。『電池だけ替えれば十分では?』と思うかもしれませんが、防水の時計ほどパッキンが大事なんです。
例えばこんな場面です。数年ぶりに電池が切れた防水時計なら、店でこう伝えておくと話が早くなります。
「防水の時計なので、パッキン交換と防水検査もできますか? できない場合はどこに頼めばいいですか?」
裏ぶたの表示で、あなたの時計の防水の強さが分かります
防水検査がいるかどうかは、まず時計の防水の強さで変わります。裏ぶたの刻印を見てみてください。
日本時計協会によると、日常生活用の防水は「bar(気圧)表示」、潜水用は「m(メートル)表示」で書くことになっています。「W.R.」は「WATER RESISTANT」を略したものです。
| 裏ぶたの表示 | 時計の区分(日本時計協会) | 想定されている使い方 | 電池交換で考えたいこと |
|---|---|---|---|
| WATER RESIST の表示なし | 非防水 | 直接、水に触れないように使う | 防水検査はふつう不要 |
| WATER RESIST・W.R.(2〜3気圧) | 日常生活用防水 | 汗や洗顔の水滴、雨に耐える程度 | 雨の日に着けるならパッキンも見てもらう |
| 5BAR など(5気圧) | 日常生活用強化防水 | 水仕事や水泳などの水上スポーツ | 水に触れるならパッキン交換と検査を |
| 10BAR・20BAR など | 日常生活用強化防水 | 水上スポーツや素潜り | 検査ができる店かメーカーを選ぶ |
| 200m など m表示・DIVER’S | ダイバーズウォッチ(潜水用) | 潜水 | 各社指定の修理窓口に頼む |
(2026年11月確認・日本時計協会「防水時計の種類と取扱い上の注意点」から)

ちなみに、日常生活用の防水は JIS B 7021、潜水用は JIS B 7023 という規格で、それぞれ国際規格の ISO 22810、ISO 6425 に対応しています。
5気圧以上の防水時計でも、日本時計協会は「水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないよう」注意を呼びかけています。強い防水だからといって、何をしても平気というわけではないんですね。
刻印が小さくて読めない時は、取扱説明書や時計の品番で調べられます。分からないままでも、店で「防水の表示があるか見てもらえますか」と聞けば確認してもらえます。
電池交換で防水検査はしてもらえる?店ごとの扱いの違い
ここが大事なところです。電池交換を受け付けている店でも、防水検査の扱いはかなり違います。
『どこの時計屋さんでも、言えば検査してくれるはず』と思いがちですが、店頭の電池交換では検査をしないと公式に書いている店もあるんです。
| 頼み先 | 店頭の電池交換での防水 | 防水検査を頼む場合 |
|---|---|---|
| エディオン(ウォッチスクエア) | 「店頭作業では防水検査は行っておりません」 | 預かり修理で「防水検査を含む電池交換」。メーカーか提携の修理工房で作業するため日数がかかる |
| タイムステーションNEO | 店頭交換では防水検査が行えず、防水保証は無い | 公式では確認できなかった |
| ザ・クロックハウス | 公式では確認できなかった | 預かり修理になり、別料金(金額は店舗に問い合わせ) |
| ミスターミニット | 「防水性を保証することはできませんが、電池交換は可能です」 | 公式では確認できなかった |
| 横浜ロフト(腕時計売場オンタイムの例) | 電池交換は税込2,750円から | 「防水時計電池交換」が税込4,400円から |
| シチズン(メーカー) | 電池交換に「パッキンの交換」「防水検査」を含む(非防水時計を除く) | 料金に含まれる |
| セイコー(メーカー) | ダイバーズや10気圧以上は防水検査を一緒に受けるよう案内 | パッキン交換・防水検査・動作テストで2週間程度の預かり |
| イーストワン(郵送) | 通常の電池交換では防水検査をしない | オプションの時計防水検査が税込1,100円 |
(2026年11月確認・各社公式の案内から。料金は最低額で、時計によって上がります。最新は各社公式で確認してください)
カシオも、公式の修理料金が防水性能ごとの定額になっていて、その中に防水検査の料金が含まれると案内しています。金額は時計によって違うので、カシオの修理料金ページで確かめてみてください。
近くの時計店で替えてもらう時、防水検査をしてもらったかどうかはどうやって分かるんですか?
頼む時に「防水検査も付けますか」と聞かれなければ、電池交換だけの可能性が高いです。受付の時に、検査をするか、預かりになるか、料金がいくらかを口に出して確かめておきましょう。
- 店頭の電池交換に防水検査が含まれるか
- 検査を付けると預かりになるか、何日かかるか
- 検査の料金と、パッキン交換の料金
- 検査ができない時計の場合、どこに頼めばいいか
- 受付票に「防水検査あり」と書いてもらえるか

検査を頼んだつもりで、受け取ったら電池交換だけだった、という行き違いも起きがちです。受付票やレシートに検査の有無が書かれているか、その場で見ておくと安心ですよ。
ダイバーズウォッチの電池交換は、各社指定の窓口へ
ダイバーズウォッチの電池交換は、街の時計店より、メーカーが指定する修理窓口に頼むのが基本になります。
日本時計協会は、ダイバーズウォッチの修理・電池交換は「各社指定の修理窓口にご依頼ください」と案内しています。防水性などは「専用の特殊試験機」で検査する必要がある、とも書いています。
- 裏ぶたに「DIVER’S」や「200m」などの表示があればダイバーズウォッチ
- 電池交換と防水検査はセットで考える
- メーカーの窓口に出すと、日数はかかるが検査まで任せられる
セイコーは、ダイバーズウォッチや10気圧以上の日常生活用強化防水時計について、電池交換と一緒に防水検査を受けるよう案内しています。パッキン交換や防水検査、動作テストをするので、2週間程度の預かりになるそうです。
シチズンは、潜水用防水の時計などは「修理内容に関わらず1~2カ月お時間をいただく場合がございます」と書いています。防水が強い時計ほど、日数に余裕を見ておきたいですね。
メーカーに出す時の流れ
- 裏ぶたの刻印と品番を見て、メーカーを確かめる
- メーカーの修理受付(シチズンのWeb申込、セイコーのオンライン修理受付など)で申し込む
- 見積もりの料金と、お渡しまでの日数を確かめる
- 時計を送るか、窓口や販売店に持ち込む
- 戻ってきたら、時刻と動き、りゅうずの締まりを確かめる
ダイバーズウォッチの電池交換費用は、メーカーと機種で変わります。シチズンの公式料金表では、機種番号ごとに電池交換が主に4,400円、一部6,600円になっています(2026年11月確認・税込)。
セイコーは公開の定額表がなく、オンライン修理受付の見積もり機能で概算の料金と日数を確かめる形です。メーカーごとの頼み方は、正規店とメーカー、街の時計店の違いで比べています。
急いでいるからと、店頭で電池だけ替えてもらい、そのまま海や水泳に使ってしまう。強い防水の時計ほど、検査が済むまでは水に入れない方が安心です。
パッキン交換は、電池交換と一緒に頼むのが近道です
パッキンだけを替えるために、わざわざ裏ぶたを開けるのは手間ですよね。だからこそ、電池交換の時に一緒に頼むのが合理的なんです。
シチズンは、防水性能を保つために「定期的(2~3年に一度)なパッキングの交換」を勧めています。セイコーも、パッキンの点検・交換を一緒に頼むよう案内しています。
| 頼み先 | パッキンの扱い(公式の記載) |
|---|---|
| タイムステーションNEO | パッキン交換料金550円(税込)。特殊な形やプラスチック製のパッキンはメーカー修理 |
| イーストワン(郵送) | パッキン交換330円(税込)から |
| シチズン(メーカー) | 電池交換の料金にパッキン交換を含む(非防水時計を除く) |
| カルティエ | 電池交換サービスで、電池と一部の防水パッキンを交換 |
(2026年11月確認・各社公式の案内から)
タイムステーションNEOの案内にあるように、パッキンの形によってはその店で替えられず、メーカーに回ることもあります。
『そこまでしなくても』と感じる方もいるはずです。ただ、雨や汗に触れる時計なら、パッキン代は防水を守るための小さな出費と考えてもいいかもしれません。
傷や欠けがあると、検査ができないこともあります
シチズンは、ガラスの欠けや割れ、ケースの打痕キズが大きい時は「そのままでは防水検査ができない場合があります」と書いています。
ガラスにひびがある、ぶつけた跡が大きいという時は、電池交換の前に店でその状態を見てもらいましょう。
検査が済んだ時計を受け取る時に見ること
預けていた時計が戻ってきたら、その場で少しだけ見ておくと後で慌てずに済みます。
- 受付票や明細に、防水検査とパッキン交換の記載があるか
- りゅうずがきちんと押し込まれ、ねじ込み式なら締まっているか
- 秒針が1秒ごとに動いているか
- 裏ぶたの縁に、すき間や浮きが無いか
ねじ込み式のりゅうずは、時刻を合わせたあと締め忘れると水が入りやすくなります。日本時計協会も、りゅうずは水分がついた状態で操作しないよう注意しています。
『家で時刻を合わせたら、そのまま締め忘れていた』ということも起きがちです。水に入る前に、りゅうずの締まりをもう一度だけ確かめる習慣を付けておきましょう。
電池以外のところに原因がありそうな時は、修理を受ける店やメーカーに相談するのが近道です。時計の中に水が入った時について、日本時計協会は「ただちに修理することが必要」としています。
防水検査についてのよくある相談(Yahoo!知恵袋より)
Yahoo!知恵袋には、防水時計の電池交換で迷った方の相談が多く寄せられています。よく見かけるものを3つ取り上げます。
G-SHOCKの電池を自分で替えたら、防水は効かなくなる?
自分で替える方もいるけれど、防水はどうなるのか、という相談です。
シチズンは、自分で裏ぶたを開けると「時計内部にゴミやホコリが入り、止まりの原因となったり、防水性を損なう恐れがあります」と案内しています。カシオもFAQで、電池交換は申込先か買った販売店に頼むよう書いています。
G-SHOCKって丈夫だから、自分で替えても平気そうなイメージがあって。
ケースは丈夫でも、防水を守っているのは小さなパッキンなんです。水に触れる使い方をするなら、防水検査ができる所に頼む方が安心ですね。
自分で替えるかどうか迷っている方は、腕時計の電池交換を自分でする方法で、やめた方がいい時計を先に見ておくと判断しやすくなります。
電池交換と防水検査は、どこの時計屋さんでもできる?
結論から言うと、どこでもできるわけではありません。
上の表のとおり、店頭の電池交換では検査をしない店があり、検査は預かりや別料金になることが多いです。ダイバーズウォッチなら、メーカーの指定窓口が基本になります。
近くの店に電話して、「この時計の防水検査はできますか」と聞くのがいちばん早い確かめ方です。
防水検査をするので2〜3週間かかると言われた。そこまで必要?
海外ブランドの時計を店に出したら、防水検査で日数がかかると言われた、という相談です。
検査が必要かどうかは、時計の防水の強さと使い方で決まります。水に触れる使い方なら、日数がかかっても検査を付ける価値はあります。
ふだん水に近づけない使い方なら、店に「電池交換だけだと、どのくらい預かりになりますか」と聞いて、検査なしの選び方ができるか相談してみてください。
逆に、ダイバーズウォッチや10気圧以上の時計を海や水泳で使うなら、検査の日数は待つ価値があります。セイコーも、こうした時計は2週間程度の預かりになると案内しているので、使う予定の前に余裕をもって出しておくと安心です。
タグ・ホイヤーの公式では、クオーツ時計の電池交換は「M1 メンテナンスサービス」に含まれ、その中に「ガスケット交換及び防水テスト」も入っています。料金の目安は時計の電池交換の値段、日数は電池交換にかかる時間で詳しく紹介しています。
使わなくなった防水時計は、検査代をかける前に考えたいこと
防水検査やパッキン交換まで頼むと、電池交換だけの時より費用も日数もかかります。
毎日使う時計なら、その分を払っても気持ちよく使えますよね。でも、引き出しにしまったままのダイバーズウォッチや、もう着けなくなったブランド時計なら、話が少し変わってきます。
例えば、昔よく使っていたけれど今は着けていない時計の場合です。メーカーに出して検査まで済ませても、またしまっておくだけになるかもしれません。
そんな時は、交換代をかける前に査定額を聞いてみる、という選び方もあります。
電池が切れたままでも、査定には出せます。なんぼやは公式FAQで「電池交換はせず、そのままお持ちください」と答えていて、専属の時計技師が自社で電池交換などをするから、と理由も書いています。
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使っていない時計は、電池交換の前に査定額も聞いてみる
電池が切れて止まったままの時計も、電池交換をしないままで査定を受けられます。宅配・出張・店頭のほか、写真を送るLINE査定もあるので、交換代をかけるかどうかは金額を聞いてから決めて大丈夫です。
査定料無料ブランドリバリューで時計の査定額を確認する買取の条件・方法は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
金額を知ったうえで「やっぱり使おう」と思えたら、それも立派な答えです。その時は防水検査まで頼んで、また水辺で活躍させてあげてください。
よくある質問
電池交換のたびに防水検査は必要ですか?
水に触れる使い方をする防水時計なら、電池交換のたびに検査とパッキン交換を頼むと安心です。非防水の時計や、水に近づけない使い方なら、検査なしで済ませる方もいます。
タフソーラーやエコ・ドライブの時計も、防水検査は受けた方がいいですか?
ソーラー時計は定期的な電池交換が要らないので、防水を見直すきっかけが少なくなります。シチズンはパッキングの交換を2~3年に一度勧めているので、水に触れる使い方なら定期的に点検を頼んでみてください。
防水検査だけを頼むことはできますか?
頼める店やメーカーがあります。例えば郵送のイーストワンは、時計防水検査をオプションとして案内しています。近くの店なら、検査だけ受け付けるか電話で聞いてみてください。
電池交換のあと、すぐにお風呂やサウナで使っても大丈夫ですか?
日本時計協会は、5気圧以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水を直接当てないよう注意しています。検査をしていない時計は特に、水回りでの使い方に気をつけましょう。
まとめ
- 防水の時計は、電池交換で裏ぶたを開けるので、防水が元どおりとは限らない
- 裏ぶたの表示(W.R.・5BAR・10BAR・m表示)で、検査の必要性が変わる
- 店頭の電池交換では防水検査をしない店があり、検査は預かりや別料金が多い
- ダイバーズウォッチは、各社指定の修理窓口に頼むのが基本
- パッキン交換は電池交換と一緒に頼むと、手間がかからない
- 使っていない時計は、検査代をかける前に査定額を聞く選び方もある
防水の時計を含めた電池交換の全体の流れは、時計の電池交換ガイドでまとめています。







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